広島には「みらい」があるじゃん

~中学生、高校生、保護者、教員の広場~

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4-2 定時制の課程での学習


 第1章の「高等学校の3つの課程」(1-2)でも述べたように、定時制の課程は「夜間その他特別の時間又は時期において授業を行う課程」で、全日制の課程の高等学校の場合は、通常、毎日6時間程度の授業を受けて3年間で卒業する教育課程になっていますが、定時制の課程の高等学校の場合は、その多くが毎日4時間程度の授業を受けて4年間で卒業する教育課程になっています。

 したがって、定時制の課程の高等学校を、全日制の高等学校と同じように3年間で卒業しようとする場合には、全日制と同じように毎日6時間程度の学習が必要になりますが、学校によっては3年間で卒業できる教育課程をとっていない学校もあるので、入学を検討する際には、事前によく調べておく必要があります。

 広島県においては、定時制の課程の公立高等学校は、夜間の時間帯に4時間の授業を行う(=夜間定時制)か、昼間の時間帯に4時間の授業を行う(=昼間定時制)かのいずれかで、朝から夜まで授業を行っているのは、広島みらい創生高等学校と福山市にある芦名あしなまなび学園高等学校の2校しかありません。

 このうち、芦名まなび学園高等学校は、定時制の課程の単独校で、午前部・午後部・夜間部からなる三部制の高等学校です。広島みらい創生高等学校では、入学後に学習する時間帯を決めることができますが、芦名まなび学園高等学校については、この3部の中から自分が学習しようと思う時間帯(部)をあらかじめ決めて、出願・受検する必要があります。

 このような部制をとっている定時制の課程の高等学校では、自分の在籍する部(午前、夜間など)で単位を修得していくのが基本となりますが、3年間で卒業を目指す場合には、他部の時間帯の授業を受けていく必要があります。

 ちなみに、芦名まなび学園高等学校では、自分の在籍する部で1年間に19単位を修得し、3年間で卒業を目指す場合には、他部で11単位を上限として授業を選択し、学習を進めていくことができるようになっています。

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