広島には「みらい」があるじゃん

~中学生、高校生、保護者、教員の広場~

広島の高等学校(定時制・通信制)の情報を中心に発信します!



15 令和8年度広島県公立高等学校入学者選抜 面接


 広島県の公立高等学校入学者選抜では、一次選抜で定員に満たなかった場合、二次選抜が行われます。この二次選抜では、学校独自検査として面接を実施する高等学校が多くあります。

 面接では「何を聞かれるの?」「どう答えればいいの?」と不安に感じる受検生もいるのではないかと思います。

 ここでは、面接の内容・形式・評価のポイントについて説明します。

 まず、内容についてです。面接は、受検生の人柄や考え方、志望理由などを直接確認するために行われます。質問内容は学校によって異なりますが、一般的には次のようなことが問われます。

・志望動機:「なぜこの高校を選んだのか」「どんなところに魅力を感じたか」など、学校の特色と自分の目標がきちんとつながっているかが見られます。
・中学校での取り組み:「部活動や委員会で頑張ったこと」「学習面で工夫したこと」など、これまで頑張ってきた努力がうまく伝わるように話すことが大切です。
・自分の長所・短所:「協調性」「責任感」「粘り強さ」など、具体的なエピソードを交えて話すと説得力が増します。短所は直す努力をしていることを伝えましょう。
・高校生活への意欲:「どんな活動に参加したいか」「どんな目標を持っているか」など、入学後の姿をイメージして具体的に話すことができれば好印象です。
・将来の展望:「将来の夢」「進路についての考え」など、まだ決まっていなくても、興味のある分野やなぜ興味を持ったのかの理由も伝えていきましょう。

 面接では、限られた時間の中で自分の考えや経験を分かりやすく伝えることが求められます。そのため、話の構成を工夫することがとても大切です。ここでは、面接で役立つ2つの伝え方「PREP法」と「STAR法」を紹介します。

 次に形式です。面接の形式は学校によって異なり、主に次の3つがあります。

・個人面接:受検生1人に対して面接官が1~3人程度。落ち着いて話す力や、自分の考えを論理的に伝える力が見られます。
・集団面接:複数人の受検生が同時に面接を受ける形式。他の人の話を聞く姿勢や、順番を守って話す協調性も評価されます。
・口頭試問型:教科に関する質問や、課題に対する意見を求められる場合もあります。学校の情報などを事前に確認しておくと安心です。

 面接時間は学校によって異なりますが、個人面接は5分~10分程度が一般的です。質問内容によっては、少し考えなければ答えられないようなものもあるかもしれませんが、大切なのは、落ち着いてはっきりと答えることです。

 最後に評価のポイントです。面接では、話の内容だけでなく、話し方や態度も含めて総合的に評価されます。主な評価ポイントは次のとおりです。

・話の内容:質問に対して、自分の考えや経験を具体的に伝えられているか。PREP法やSTAR法を意識して話すと、話の構成が整理されて伝わりやすくなります。
・表現力:声の大きさ、話す速さ、言葉の選び方など。はっきりとした口調で、落ち着いて話すことが大切です。
・態度・マナー:入退室の動作(所作)、挨拶、立ち振る舞いなど。緊張していても「話そうとする姿勢」が伝わるように意識しましょう。
・論理性・一貫性:話の流れが整理されていて、矛盾がないか。質問に対して、理由や具体例を交えて答えると説得力が増します。
・学校との相性:志望理由や将来の目標(夢)が、学校の教育方針や特色と合っているか。学校のパンフレットやホームページなどで学校研究をしておくと、面接での発言に深みが出ます。

 これまで面接の内容・形式・評価のポイントについて説明してきました。

 しかし、ここで説明した内容は、こうすれば絶対に大丈夫というものではありません。あくまで「自分自身」を効果的に伝えるためのヒントと考えてください。

 面接って、いろいろ聞かれるからいやだなと思う人がいるかもしれませんが、面接は、みなさんの個性や熱意、そして「なりたい自分」を直接伝えられる最高の機会(チャンス)です。

 緊張するのは当然です。大切なのは、完璧かんぺきな答えを準備することでも、よどみなく流ちょうに話すスキルでもありません。大切なのは、次の2つです。

・質問に対して、自分の考えを「論理的に構成して」伝えようとする姿勢
・「この学校で頑張りたい!」というみなさんの熱意

 ここで説明した落ち着いた話し方や態度・マナーなどを意識しながら、これまで頑張ってきたことや将来の目標(夢)を、自信を持って話していきましょう。質問に詰まっても焦らず、一呼吸置いて落ち着いて話すようにしましょう。

 みなさんがこれまで頑張ってきたことや将来の目標(夢)は、面接官に必ず伝わります。

 自信を持って! 応援しています!

※令和8年度公立高等学校入学者選抜にかかる広島県教育委員会のHPはこちらからどうぞ

前のページ(入学者選抜情報 14 令和8年度広島県公立高等学校入学者選抜 二次選抜の実施内容)はこちらからどうぞ

入学者選抜情報のコーナーはこちらからどうぞ

サイトのトップページ(広島には「みらい」があるじゃん)はこちらからどうぞ

PAGE TOP