文部科学省が、昭和23年から毎年、幼稚園から大学まで全国すべての学校を対象に実施している「学校基本調査」によると、令和5年度の課程ごとの高等学校卒業後の進路状況は次のようになっています。

これを見ると、全⽇制の課程、定時制の課程、通信制の課程における進路未決定者の割合はそれぞれ4.3%、16.5%、31.5%で、通信制の課程の進路未決定者の割合が他の課程に比べて高いことが分かります。
その要因として、通信制の課程では、前籍校での不登校や心身の状態によって高校卒業を目標としていたり、高校卒業を達成することが精一杯であったりする生徒が多いことがあげられます。通信制の課程の高等学校で学ぶ生徒の約2/3が⼩・中学校や前籍校で不登校を経験しているというデータもあり、在学中に卒業後の進路について相談することが難しいという生徒も多いのではないかと思われます。
こうした課題に対応するため、各学校では、高校卒業のための学習支援や生活支援、卒業後も希望があれば進路相談や指導を行うといった工夫を行っています。
しかし、どれほど支援体制が整っていても、地域によって本校やサテライト施設から離れている場合、生徒がそれらの支援を日常的あるいは継続的に受けるのが難しいこともあります。


それでは、広島みらい創生高等学校の場合はどうでしょうか?
広島みらい創生高等学校においても、令和5年度の進路未決定者の割合は40%を超えています。もしかしたら心身の状態等により高校卒業を達成することが精一杯という生徒が多かったのかもしれません。(広島みらい創生高等学校卒業後の進路状況の詳細はhttp://www.miraisousei-h.edu.city.hiroshima.jp/img/file1541.pdfを参照)
広島みらい創生高等学校では、⼩・中学校や前籍校で不登校を経験し、基礎学力や対人関係などに不安を抱える生徒の皆さんが自分自身のみらいをしっかり切り拓いていくことができるよう、様々なサポートを積極的に提供しています。
例えば、義務教育段階での学習内容の確実な定着を目指す「学び直しの科目」や対人関係のスキルを学ぶ「ソーシャルスキルトレーニング」の授業などを通して、基礎学力や対人関係に不安を抱える生徒へのサポートを行っています。(詳しくは第3章参照)
また、原則、卒業まで担任を持ちあがる「チューター」の先生をはじめ、通級指導や日本語指導の担当の先生、保健室の先生、スクールカウンセラーなど、広島みらい創生高等学校には、相談できる先生方がたくさんいます。
ぜひ、これらの先生と卒業後の進路などについてもしっかりと相談してみてはどうでしょうか?広島みらい創生高等学校では、スクーリングのある時はもちろん、スクーリングがない時でも気軽に相談することができます。
相談したいときにいつでも相談できる先生がいる学校、それが広島みらい創生高等学校です。