みなさんは、卒業式や入学式といえば、いつごろを思い浮かべますか?
一般的には、卒業式は3月(私立では2月の場合もあります)、入学式は4月に行われることが多いと思います。
しかし、本日(令和7年9月26日(金))、広島みらい創生高等学校で、卒業式が行われました。この時期に行われる卒業式を「秋季卒業式(秋卒業)」といいます。
高等学校においては、学習した科目の成果がその科目の目標に照らして満足できると認められた場合は,所定の単位を修得したことが認定されます。通常、この単位の認定は、年度末(3月)に行われるため、卒業式も年度末(3月)に行われることが多いのです。
しかし、実は、単位は「学期ごと」に認定することもできる仕組みになっています。(単位については、「学期制と単位認定制度」なども参照)
これにより、その学校が定めた卒業に必要な単位を前期で修得できた場合には、前期の終わり(9月)、つまり秋に卒業することもできることになっています。もちろん、秋に卒業できるのは、その学校が秋卒業の制度を取り入れている場合に限られます。
広島県教育委員会のホームページによると、この秋卒業の制度を取り入れているのは、広島県の公立高等学校では、広島みらい創生高等学校だけのようです。
一方、9月11日(木)に秋季入学のための選抜が広島みらい創生高等学校と東高等学校で実施され、合格発表が9月16日(火)にありました。その入学式が広島みらい創生高等学校では10月1日(水)、東高等学校では10月5日(日)に行われます。これを「秋季入学式(秋入学)」といいます。
このように一般的な春の時期に縛られず、秋に卒業・入学できる制度のある学校って、半年先まで待たないでも卒業できたり、入学できたりする分、ちょっとお得な気がしませんか?
このたび、広島みらい創生高等学校を卒業されたみなさん、そして10月に新しく広島みらい創生高等学校・東高等学校へ入学されるみなさん、おめでとうございます。
これからのみなさんのご活躍を心から応援しています。
