「大学に進学したいけれど、親に経済的な負担をかけたくない……」と進学を迷っている生徒、「子どもには将来の夢を、経済的な理由であきらめてほしくない!しかし……」と子どもの背中を押すことができずに悩んでいる保護者も少なくないのではないでしょうか?
そのような皆さんの悩みを解決し、進学の可能性を広げてくれるのが奨学金の制度です。奨学金には、返還が不要の「給付型」と、卒業後に返還が必要な「貸与型」の2種類があります。さらに貸与型は、「無利子」と「有利子」の2つのタイプがあります。
奨学金は、国や地方自治体などさまざまな団体が実施しており、在学生を対象に大学や短期大学が独自に実施している奨学金制度もあります。
奨学金制度として一番有名で利用率が高いのが、国が実施している「日本学生支援機構(JASSO)」の奨学金制度で、令和5年度は、給付型で119,673人、貸与型で389,758人(大学・大学院・短大・高専・専修学校(専門課程)の合計)が新規で採用されています。
このように日本学生支援機構(JASSO)の奨学金制度は、貸与型が多いのに対して、大学・短期大学が独自に行っている奨学金制度は、給付型が多いという特徴があります。内容や条件は大学・短期大学ごとに違っているため、志望先の奨学金制度について、よく調べてみることが大切です。
なお、各大学・短期大学が独自に行っている奨学金については、各大学のHPや日本学生支援機構(JASSO)のHPなどから調べることができます。
奨学金を利用することで、経済的な理由で進学を諦めることなく、自分の夢を追いかけることができます。夢の実現のために、奨学金を利用して進学するということも選択肢の一つとして考えてみてはどうでしょう?
