大学入試の選抜方式には、一般的には「一般選抜」、「学校推薦型選抜(旧:推薦入試)」、「総合型選抜(旧:AО入試)」があります。
一般選抜は、国公立大学の場合、1月に実施される「大学入学共通テスト」と大学ごとに行われる「個別学力検査」の合計点で合否が決まります。大学入学共通テストは1月に全国一斉に行われる試験で、個別学力検査は2月下旬から3月中旬にかけて「前期日程」、「中期日程」、「後期日程」の3つの日程で、全国一斉に行われます。
私立大学の場合は、国公立大学と違ってそれぞれの大学・学部・学科によって試験日はバラバラです。また、大学入学共通テストを利用したり、大学が独自に実施する試験のみで行われたりします。
学校推薦型選抜は、「公募制」と「指定校制」の2つに分かれており、出願条件として評定平均値が定められていることが多いのが特徴です。また、学校推薦型選抜では、学校長の推薦が必要で、多くの場合、小論文や面接が行われます。
総合型選抜は、各大学・短期大学が定める「求める学生像(アドミッション・ポリシー)」に合った人物を採用する試験で、「その大学で学びたい」という強い意欲や、入学後の目標が重視され、学校長の推薦は基本的に必要ありません。
近年は、推薦合格者(学校推薦型選抜・総合型選抜)が私立大学では5割を超え、国公立大学でも1割を超える状況となっています。
