令和8年度広島県公立高等学校入学者選抜の日程についてはすでに公表されていましたが、このたび(9月5日(金))、新たに入学定員が公表されました。
公表された資料を見ると、令和8年度の広島県公立高等学校の入学定員は、すべての学校・課程で、令和7年度の入学定員と全く同じとなっています。
入学定員を決める根拠となる令和8年3月の広島県の中学校卒業者数は25,222人(見込み)で、令和7年3月の卒業者数(25,151人)から71人増えますが、通信制・県外等への進学見込み者数が100人増える(令和7年度2,450人→令和8年度2,550人)と想定し、公立高等学校全体としての入学定員はそのままとなったようです。
ここでは、定時制と通信制の2つの課程を併置している広島みらい創生高等学校と定時制の課程の単独校の芦名まなび学園高等学校、通信制の課程の単独校の東高等学校の3校について詳しく見ていきましょう。

芦名まなび学園高等学校では、午前・午後・夜間の部ごとに「1学級」が入学定員として決められています。「1学級って具体的には何人?」と気になる人もいるかもしれませんが、昨年度の一次選抜等の資料によると、各部の入学定員は38人となっていました。1学級だから40人ではないの?と思った人もいるかもしれませんが、この中には、秋季入学の入学定員2人が「内数」として含まれているため、一次選抜等での入学定員はその数を引いた38人となります。
これは、東高等学校についても同じで、入学定員は300人ですが、この中には秋季入学の入学定員30人が含まれているため、一次選抜等での入学定員はその数を引いた270人となります。
一方、広島みらい創生高等学校については、秋季入学の入学定員は「外数」として別に数えられます。そのため、定時制の課程の場合、入学定員の240人がそのまま一次選抜等での入学定員となり、通信制の課程の場合も同じように、入学定員の400人がそのまま一次選抜等での入学定員となります。
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